いま、離婚前提の別居中です。快適に暮らしています。
1年ほどかけて親権のことがまとまり、もうしばらくすれば離婚できるのでは、という見通しです。
いわゆる親権争いというものをしてきたのですが、そこから受けるストレスたるや想像以上で、なんとか決着できたことにとても安心しています。
離婚に舵を切った理由があります。
私が離婚に向けて舵を切ったのは、「パートナーであった相手との関係性を改善するための努力に疲れてしまった」という理由からでした。
「なんだかうまくいかない、けれど簡単に離婚を選ぶのも、なにかが違う。
家族全員が快適に暮らしていける方法はないだろうか」という気持ちで、何度も話し合いを試みました。
ですが不思議なことに、相手とは話し合いが成り立たないのです。
どれだけ話しても、論点がすりかわっていたり、しばらくすれば何事もなかったかのように元通りになっていたり。
消耗しながら言葉を選び、勇気を出して伝えても、相手にはなにひとつ響かない。
つど積み重なる無力感に、うっすらとした絶望がつのっていきました。
情報収集をすると、いろいろ腑に落ちてきました。
この現象は私にとって不思議なことで、困りながらも打開策を求めて、情報収集をするようになりました。
そうする中で、「モラハラ」「NPD」「被害者体質」というような言葉に出会ったのです。
さらに情報収集をしていくと、それまで分からなかった、いろんなことが腑に落ちてきました。
たとえば、「どうして相手は、平気で私を傷つけるようなことをするのか」という疑問。
その答えはきっと「私は対等な存在として扱われていなかった」ということなのだろうな、と、いまは思います。
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不安だったけど、なんとか乗り切った……ような気がします。
はじめて裁判所に行く日の朝、どうしようもなく不安で泣いていた私に温かい言葉をかけてくれたのは、モラ逃げ経験者の方々でした。
これからのことは自分の頭で考えなくてはいけないけれど、敵ばかりというわけでもないんだ、と感じられました。
親権争いの渦中で助けてくれたのは、やはり経験者の方が発信していた情報や、言葉だったのです。
誰かを助けたいというような高い志など持っていませんが、情報を取りに来てくれた人に、とあるひとつのケースとして、情報をお渡しできればいいな、と考えています。