未就学児の習いごとについて、考えたこと

なぜ習いごとに行くのか

「子どもに、社会との接点を持っておいてほしい」という思いがあります。

ひとり親になってからできた気がかりのひとつに「子どもが出会う価値観の種類が減る」ということがありました。
うちの場合は離婚によって、日常的に接する大人の種類が、ひとつ減ったのです。
そこをカバーしたい、というのが、習いごとをはじめる動機でした。

剣道体験に行ってみた、のですが。

運動系の習いごとを体験するタイミングもありつつ、いまはくもんのみで安定しています。
これ以上増やすと送迎も大変になるので、本人からの強い希望がなければ、しばらくはこのままで良いかな……と思っています。

つい先日、テレビでたまたま目にした剣道をやりたい! ということで、体験に行ってみました。
ですが2回目の体験を終え、「疲れちゃうからもういい」とのこと。
年長児の体力では、まだ難しいようでした。
親としては、またのちのち興味を持てることに出会えるといいな、というところです。

言葉を覚えてほしい、という、こちらの都合。

うちは、ふたり暮らし。
私と子とのコミュニケーションは、ちょっと気をつかう部分です。
ここがうまくいかなくなったら、家の雰囲気はきっと一気に悪くなることでしょう……。
それは避けたい。
できるかぎり日頃から、なんとなくポジティブめなコミュニケーションを取っておきたいのです。

コミュニケーションの中でお互いストレスを貯めないために、その手段を増やしたい。
ということで、ちょっと早めに言葉を覚えてもらうことにしました。
おおむね、私の都合です。

くもん、良い感じです。

年中の終わりごろから通いはじめた、くもん。
そろそろ1年がたちます。
主な目的は「言葉を覚える」なので、教科は国語にしぼっています。

教材と子どもの相性、そして先生との相性などあるのでしょうが、うちにはそこそこ合っていたよう。

くもんをはじめるころ、子どもは「ひらがなを3~4つ読めるかどうか」という状態でした。
ですが数ヶ月ほど続けると、読めるひらがなが大幅に増えたのです。

正直なところ、かなりほっとしました。
年長も終盤といういまは、ひらがなを自由に読み書きできるようにもなってきました。
これは、すごい成長です。
ほんとうにがんばったね〜〜と、思うばかり。

うまくいく日も、うまくいかない日もある、くもんの宿題。

くもんは、毎日宿題が出ます。
大人から見れば、どうということはない読み書きなのですが、子どもからすれば大変でめんどくさいのでしょうね。

私自身くもんは未経験で、勝手が分からないので、先生にいろいろと相談をしました。
先生いわく「まずはできる量から……」ということで、宿題を減らしてもらったり。
強引にさせようとすると学び自体がイヤになってしまうので、そのあたりは気をつかいます。
「やんなさい!」と言いたいところを、ぐっとこらえて「一緒にやろ〜★」と言ってみたり。

それでも、宿題をまったくせずに教室に行くことがあります。
最初だったら、きっと口うるさくやらせようとしたことでしょう。
ですがもう、さすがに慣れてきました。
何も言わず、心の中で「先生に注意されておいで〜」と思える余裕も出てきました。

子どもはすごいスピードで成長するものですが、親は親で、「親スキル」を鍛えられているような気がします。

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