子どもがお友だちから、嫌なことを言われたとき

いよいよ春らしい気候になってきましたね。
先日は保育園にて、卒園式がありました。
うちの子たちは送り出す立場として参加。
無事、良い式になったようです。

服装については、園から「負担にならない程度に、セレモニーっぽい服装で」との指定。
絞り出すように選んだのは、ダークトーンのカジュアルなワンピース、そしてタイツでした。
それなりにそれらしく見え、かわいらしい仕上がりに。

うちの子、タイツを笑われる。

卒園式から数日がたったころ、子がこんなことを言いました。
「同じクラスの女の子たちからタイツを笑われた」「なにそれ〜って言ってた」と。
悲しそうな様子はなく、そういえばこんなことがあったよ、という雰囲気で、教えてくれたのです。

きっとタイツを履いてきたのは、うちの子だけだったのでしょう。
みんなと違うことで、ちょっと吊し上げたくなっちゃうような年ごろだよね……。
とうとうそんな時期がきてしまったか……という思いになります。

子育てに正解はない、と言いますが。

さて、どんな言葉を返そうか。
その女の子たちを悪く言うことや、子を懸命にフォローすること、そのどちらも違うような気がしました。

私はといえば、子ども時代から滑らかな人間関係を築けなかったほうで、こんなことがあるたび頭を抱えています。
……という背景があり、すこし言葉に詰まってしまいました。

それから出てきたのは、「女の子たちはタイツを履いたことがないのかな?」でした。
「履いたことがないのかもね〜」と、ちょっとうちの子に味方するようなニュアンスで。
私のボキャブラリーではこれが精一杯で、正解かどうかも分かりません。

「子どもは預かりもの」という考え方を、思い出す。

お友達からなにか嫌なことをされたと知る、ということがたびたびあるのですが、そんなときはどうしてもムカついてしまいます。
嫌なことをした子にも、その親にも。
修行が足りていませんね。

そんなとき、青木さやかさんのインタビュー記事で読んだ「子どもは預かりもの」という考え方を思い出します。

先輩に「この子をわが子だと思わず、与えられた人だと思え」と教えられたんです。大勢いる子どもたちのうちの1人を預かっているだけの立場だから、この人を大人にするまで責任がある。そう思ったら子どもを客観的に感じられるよ。わが子に何をする!!なんて他人に怒ることも減るよと。

https://otonasalone.jp/330676/

そうすると、すこしだけ気持ちが落ち着きます。

そうだそうだ、そもそも子どもの人生は、子どものものだしな。
私がするべきは、子が自立するまでのセーフティネットだわね、と。

それでも決して仏のような心にはなれませんので、子育ては修行ですね。

幸せな方角への向かい方

そして、今日。

子に「嫌なことを言う人は、その人自身に問題があって、その人の問題をあなたが受け取る必要はないんだよ」ということも伝えたくなったのですが、正しく伝えきれる自信が持てず、いったん飲み込むことにしました。

子どもの人生を確実に幸せにする方法、私は知りませんし、これから見つかる気もしません。
けれど、私が知る限りの「幸せな方角への向かい方」を、子にすこしずつ提案していけたらいいな、と思う日々です。

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