小学一年生のおこづかいルールと、金利を採用してみた話

私は、いわゆる「お金の教育」を、十分に受けてこなかった世代です。
極端にいえば、「お金の話をするのは恥ずかしいこと」というような価値観のなかで育ってきました。

大人になってから、特にシングルマザーになり「それではいかん!」と思い直すことができたのはラッキーでした。
お金についての一般的なリテラシーを、YouTubeなどから少しずつ学ぶようになったのです。
お金の扱いにすこし慣れ、学んでみて良かったな〜と思っています。

そうなると、子どもへのおこづかいの渡し方についても悩むようになります。
いくら渡す? そもそも渡していいの? お金のつかい方はどう教える? などなど。

いまに至るまでトライアンドエラーを繰り返し、なんとなくではありますが運用方法がまとまってきました。

小学一年生の子どもに伝えている「おこづかいのルール」

・毎月1回、100円あげます。
普通のおこづかい制度です。

・もらった時とつかった時は、記録してね。
ダイソーで見つけた、通帳型のおこづかい帳を渡しています。
まだまだ、自主的につけられる感じではないけれど、「お金の出入りがあったら記録する」は、管理力アップのために習慣づけてほしいところです。

・よく考えて、大切につかってね。
「お金を持っている分、自由が増えるよ」と言い聞かせています。
いまのところ、お菓子やガチャガチャに使うことが多いよう。

・友達と「あげる/もらう」「貸す/借りる」「おごる/おごられる」は、しません。
トラブル回避のためです。
これは大人になっても、なるべくしたくありませんね。

・ほしいものにお金が足りない時は、親に相談してね。
高額なものがほしくなった時は、まず「なんとかならないか」という相談をしてほしいな、と。
このあたりがこじれると、ゆくゆく盗みを解決方法としてしまうのではないか、と思ったり。
それは避けてほしいので、「困ったら相談してね」と伝えています。

・買い物は、休みの日に親と行きましょう。
レジでのお会計などなど、お店の方にご迷惑をおかけしないためにも、もうしばらくは見守りが必要そうな感じです。

おこづかい制度に、金利を取り入れてみました。

自宅に「おうち銀行」を設置してみました。
小さめのお菓子の空き缶に、現金と出納帳を入れておき、月に一度だけ営業します。

子どもは、自分の財布とは別に、おうち銀行にも好きな金額を入れておくことができます。
営業日に、おうち銀行に入っている現金の1%を金利として渡す、というシステムです。

金利の考え方にも触れてほしいな〜と思い、遊び感覚ではじめてみました。
はじめたばかりで、経過が楽しみ。今後どうなるかな。

しっくりこなかった「お手伝い給料制」

就学前に、「お手伝い給料制」を試したことがありました。
親が設定したお手伝いをクリアしたら、1つにつき10円渡すよ、というものです。

こちらは、あまりしっくり来ず。
やってみて分かったことが、いくつかあります。

まず「子どもはお金では、あまりモチベーションが上がらない」ということ。
具体的なお金のつかいみちをイメージするのは、小学校の高学年あたりからでしょうか。
そのあたりがまだ薄いので、子どものやる気もさほど上がらなかったようです。

さらに、親としてすこし危機感を感じたのは「報酬がないと家のことをしなくなるのでは?」という点でした。

しばらくは、「おこづかいと金利」で運用していきますが、なにか変化があれば、その時々でうまくいく方法を探していきたいものです。

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